ぷち更年期(プレ更年期)

更年期

45歳位の頃、胸がドキドキし、めまいがするようになり、しかも、とにかくイライラ。

昔、「救心」のCMで「どうき、息切れ。。。」と言っていましたが、「どうきって何だろう?」と思っていました。その「どうき」を身をもって、これか。。。と知りました。

余りにも辛く、命の危険も感じる程のどうき(決してオーバーではなく、そう感じるのです)そしてイライラ。

生理痛が酷くなり、診てもらおうと婦人科に行き、採血検査をし、不調な症状の話をしたところ、「血液検査の結果的にはまだ更年期ではないが、症状から言ってぷち更年期というか、プレ更年期ですね」と言われ、症状に合わせた漢方薬をもらい様子を見ることに。

更年期ってホットフラッシュとか色々聞きますが、ホットフラッシュ等の血管運動障害ではなく、私はイライラ・憂鬱等の精神神経症状のもので、一般的なものと違っていたこともあり、家族に話しても余り理解してもらえず、その態度にまたイライラ。

しかも子供達も大きくなったのに、何もお手伝いをしてくれず、反抗的な態度と言葉に更にイライラ。子供の目に余る行為を指摘すると「八つ当たりしないで!」と言われる始末。イライラするし泣けてくるし、普段の自分を完璧に見失ってました。

婦人科で症状の改善がないことを話し、プラセンタとホルモン治療を提案されました。プラセンタ療法は、美容にも有効だが今後献血は出来ないと言われ。今思えば、献血出来なくなっても自律神経やホルモンのバランスを整えてくれたりと、絶対にやった方が楽になったのではないかと思いますが、その時は今後出来なくなってしまう事があるということに恐怖を感じ、サインをする段階でお断りをし、ホルモンを補う「ル・エストロジェル」を塗る治療を選びました。

そこからなかなか良くならず、ついにはパニック障害を発症し、過呼吸を起こしたりと、本当に大変でした。大好きなエステも行けなくなり、歯医者も恐る恐る。顔にかけるタオルは浮かし、短い時間でお願いし。何より美容院でのシャンプーが辛かった。椅子を倒された時の不安感、紙やタオルを顔にのせられた後のどうき、急激な不安、「無理!どうしよう!!」という思いから起き上がりたい衝動との葛藤。しかも更年期なんて言われる年齢は、白髪が増えるから小まめに染める必要があり。

本当に本当に辛かった。

こうして婦人科に行っては不安感だったり、パニック症状を訴えて助けを求めても、特に変わることもなく、生理痛、頭痛、偏頭痛、蕁麻疹、高血圧とどんどん増えていき、高血圧は診れないから他の病院に行ってほしいと言われ。凄く見捨てられたような気になりながら、とにかく病院と薬を求め、病院を探したところ、”内科・脳神経内科”を見つけ行ってみることに。症状とこれまでの事を話したところ、「婦人科のことはわからないが、検査をしてみましょう」とのことで、血液検査等色々行い、血圧のお薬:アムロジピン、不安のお薬:エチゾラムをもらい、少しずつ不安感は良くなっていきました。

ですが、そこの病院でも初診で症状を話した際、先生の発した言葉にとても傷つきました。

「痩せたら今の症状は全て治るよ」

。。。ん?なんだって?確かにここ数年太りましたよ。体も重く、やばいな、とは思っていますよ。だけど痩せれば全て治る?薬はくれないの?待って!私何のためにここに来たの⁈

ある意味、先生の言葉でパニックになりました。

何年も通っていたのですがコロナが流行りだし、その病院がコロナの指定医となり足が遠のきました。でも薬が欲しいし他に病院を、と探した時には、〇にたくなっていて息をするのも辛く、過去の悪いことを思い出しては泣く毎日で、心身共に病みきっていました。3つ隣の駅に”内科・脳神経内科・心療内科”というクリニックを見つけ、すがる思いで行ってみたところ、とても良いおじいちゃん先生でニコニコしながら話を聞いてくれ、「今の症状と婦人科のその症状に効く半年くらい前に出た良い新薬がある。試してみるかい?」と言われ、セルトラリンという薬と血圧の薬二つのみにし、試してみることにしました。

私にはセルトラリンが合っていたようで、生理痛もなくなり、あんなに毎月何度も悩んでいた酷い頭痛も嘘みたいになくなり、気持ちも少しづつ楽になり、重かった体も軽くなり、何より何もしたくないと思っていたのに、何かをしたいという気持ちが湧いてきました。たった3か月で!

先生に話したところ、「いいね、何か始めてみたらいい」とニコニコ笑顔で言われ、ずっと気になっていたヨガを始めました。鼻から呼吸とか最初は難しくて、自分でも気付いていたんですが、考え事をする時集中した時は息を止める癖があり、最初は呼吸に苦労しました。

薬とヨガがとても良かったらしく、徐々にではありますが、不安感、パニックも収まってきました。

薬は2年程で止めてしまいましたが、ヨガは今も定期的に通っています。

ただ血圧が。。。婦人科で血圧を指摘されたときは、上150~160台、下92~102位、セルトラリンを処方していただいた病院に行った最初の血圧は、上186下106でした。今もまだ血圧は高かったり、まあまあだったり。ぼちぼちですが、何とかやっています。

ある程度歳を重ねると、大なり小なり不調って出てくると思います。治らないような気持になり、落ち込んだり焦ったり、悲しくなったりすることもあると思います。

でも、必ず良くなります。不調な時こそゆっくりする時なのに、実際忙しくてどうにもできなかったりしますよね。沈む気持ちを何とか抑え、必ず良くなると思い込むこと、良くなると不安ながらも信じる気持ちって大切だと思いました。一人で抱え込まず、我慢せずに、専門医に相談し、今の自分に合っている薬を処方してもらい、これで大丈夫!少しずつ良くなってきていると思う気持ちを大切に。

病は気から。なら、美味しいもの食べたり、好きな事したり、自分を労り気持ちから。

ホルモンバランスの乱れは一時のことです。上手く乗り越えていきましょうね!

最後までお読みくださり、ありがとうございます。


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